水戸市のがん検診でバリウム検査を受けられた方も多いと思います。
その検査で異常があった方は、不安を感じているかもしれません。
バリウム検査は、胃や十二指腸の全体の形や状態、大まかな異常を捉えることができますが、細部の病変や具体的な状況を正確に把握するには限界があります。
胃カメラ検査では、胃の内部を直接観察することができるため、小さな異常や初期の病変を見逃すことなく発見できます。
次のステップとしての胃カメラ検査が非常に重要です。
当院では、胃バリウム検査で引っかかった方へ胃カメラ検査を行っております。

胃のバリウム検査で異常が見つかった場合に考えられる主な病気は以下の通りです。

胃がん

自覚症状が現れにくい初期の段階での発見が特に重要です。

胃潰瘍

胃粘膜に生じる潰瘍で、痛みや出血を伴うことが多く見られます。

十二指腸潰瘍

十二指腸にできる潰瘍で、こちらも痛みや出血を伴うことが一般的です。

ポリープ

多くは良性ですが、まれにがん化するリスクもあります。

	メリット	デメリット
胃カメラ	・被ばくの影響がない ・食道がんの発見率が高い ・小さな病変を発見できる ・胃粘膜の凹凸・形状・色まで確認できる ・経鼻と経口を選択できる ・気になる部位の生検が可能 ・鎮静剤を使用して眠った状態で検査が可能	・麻酔薬によるショックのリスク ・嘔吐反射やカメラ挿入感のきつさ ・鎮静剤を使用する為、交通手段に制限がかかる可能性がある ・希望日通りに予約できないことがある
バリウム検査	・内視鏡検査よりも費用が安い ・スキルス性胃がんの発見が得意 ・胃全体像の把握が可能 ・検査が簡単にできる（検診車）	・バリウムによる腸閉塞のリスク ・放射線被ばく ・胃粘膜の色がわからない ・要精密検査の場合、胃カメラ検査が必要 ・検査後に下剤を飲まなければならない ・胃液が多いと検査精度が低下 ・げっぷをすると再度発泡剤を服用する必要がある

専門医による丁寧な検査

経験豊富な内視鏡専門医が、患者様一人ひとりに合わせた安心な検査を行います。
鎮静剤を使用することで、リラックスした状態で検査が受けられるため、苦痛を感じることなく検査を完了できます。

オリンパス社製の最新内視鏡システム搭載

当院では、オリンパス社製の最新内視鏡システム『EVIS LUCERA ELITE』を導入しています。このシステムは、非常に細くてしなやかなスコープを搭載しており、検査時の体への負担を最小限に抑えます。極細スコープにより、熟練した医師の手技が正確に伝わり、検査中の不快感を感じることなく、スムーズに検査が終わります。また、高精細のハイビジョンモニターの高画質映像により、従来の検査では見逃されがちだった初期の粘膜病変も確実に捉え、見逃しません。

迅速な検査結果の提供

検査後、少しお休みいただいた後に、すぐに結果をお伝えします。後日再来院の必要はございません。

土曜日にも検査対応

平日に時間が取れない方のために、土曜日にも検査を実施しています。胃と大腸の同日検査や、大腸ポリープの日帰り切除術も可能です。

鎮静剤を使用した眠ったまま終わる検査

胃カメラ検査に不安を感じる方には、鎮静剤を使用してウトウトしている間に検査を行う無痛内視鏡検査を提供しています。リラックスして検査を受けることで、短時間で精密な検査が可能です。検査後はリカバリールームでお休みいただき、結果をお伝えします。鎮静剤使用後は運転を控えていただく必要があります。

その他にも、当院では、患者様に安心して胃カメラ検査を受けていただく為に様々な工夫を取り入れております。

バリウム検査で異常が見つかった場合、さらに詳しい検査が必要です。胃カメラ検査を受けることで、病気を早期に発見し、早期に治療を開始することができます。ご自身とご家族の為にも、胃カメラ検査を受けて健康を守りましょう。
水戸市やひたちなか市の周辺地域にお住まいの方も、お気軽に当院へご相談ください。