吐き気症状でお困りですか?
吐き気の症状にも様々な症状がありますが、症状の具合によってはすぐに医療機関で診察を受けるべき吐き気症状もあれば、一旦は経過観察で問題のない吐き気症状などがあります。吐き気症状で困ったときは下記をご参考にしてください。
医療機関へ行くべき吐き気
- 1か月以上も吐き気が続く
- 下痢と吐き気を繰り返す
- 吐き気にめまいが伴う
- 吐き気に腹痛が伴う
- 吐き気に胸の痛みが伴う
- 突然頭痛がする
- 吐いたものに血が混じっている
経過観察で大丈夫な吐き気
- 食べ過ぎ、飲みすぎの吐き気
- 極度な緊張による一時的な吐き気
- 風邪を引いたとき、体調が悪いときの吐き気
吐き気の原因
吐き気の原因として最も考えられるのは消化器疾患になります。
しかし、吐き気の原因となる病気は他にもたくさんあります。そのため、吐き気を感じるときに何科に行くべきか、どの専門の医療機関行くべきか困る方も多いかと思います。
そのようなときは、「吐き気に伴う症状」に着目し適切な医療機関を選ぶことができます。
吐き気に伴う症状
- 腹痛
- みぞおちのあたりの痛み
- 腹部に違和感を感じる
- 胸焼け
- 吐き気
- 胃酸が上がってくる
- 下痢
- 吐血・下血をした
- 食欲低下
- 発熱
→以上の症状が伴う方は、消化器内科へ
上記の症状がある方は、胃や小腸、大腸、などの消化器疾患や 肝臓・膵臓・胆嚢の病気の可能性があります。
ひとことに消化器疾患といってもたくさんの疾患がありますのでどのような疾患が考えられるかは下の方で詳しく説明いたします。
- めまい
- 耳鳴りが伴う
→耳鼻科または神経内科へ
- 発熱
- 頭痛を伴う
→神経内科、脳神経外科へ
- 突然の激しい腰痛
- 尿血を伴う
→内科もしくは泌尿器科へ
- 常備薬以外の薬を服用した
→副作用吐き気を感じる場合もあります。主治医の先生に相談をしてみてください。
吐き気で想定される消化器疾患
吐き気の症状が起こる疾患は非常にたくさん考えられます。
今回は主に考えられる病気を説明します。
胃の病気
- 急性胃炎
胃粘膜に炎症が起きている状態で、みぞおちのあたりの痛み、腹部に違和感を感じると同 時に吐き気が伴うことがあります。
- 胃潰瘍、十二指腸潰瘍
胃酸の分泌多過により、胃や十二指腸の粘膜にダメージが与えられている状態です。
胃潰瘍、十二指腸潰瘍は腹痛や吐き気を起こします。
- 逆流性食道炎
胃酸が食道に逆流することで炎症が起きている状態で、胸やけ、吐き気などの症状が現れ れる場合があります。
- 胃がん
胃の内側の壁の粘膜にがん細胞が生じている状態です。胃がんによって吐き気がおきている場合は、初期症状が始まっている可能性があります。
小腸、大腸の病気
- 急性胃腸炎
腸の粘膜が急性に炎症を起こしている状態で、腹痛や下痢に伴い吐き気も引き起こす場合があります。
- 腸閉塞(イレウス)
腸管の内容物がつまり先に進めなくなっている状態です。この場合でも腹痛に伴い吐き気、嘔吐の症状がみられます。
腸閉塞の場合は癌によって腸管が閉塞している場合もあるので注意が必要です。
肝臓、膵臓、胆嚢の病気
- 急性ウイルス性の肝炎
肝炎ウイルスに感染することで肝臓の細胞が壊れていく状態のことを示します。
倦怠感や発熱、吐き気、嘔吐、下痢、関節痛、頭痛など風邪に似た症状が表れます。
吐き気の方に対する消化器内科での治療・検査
吐き気の症状の方は、問診が非常に重要な判断材料になります。その他の症状や食事内容、既往歴、服用中の薬などを確認したうえで適切な治療法や検査を行います。
病気の疑いがある場合は、必要に応じて胃カメラ検査などを行います。
胃カメラの詳しいページはこちら
※ご注意点
当院の診断で、消化器疾患以外の脳や耳の病気が原因と判断した場合は他の専門の医療機関を紹介しております。
当院で受診が可能です
当院は消化器内科の診断を受け付けております。
吐き気に伴う症状が消化器内科に当てはまる方は、是非当院にご相談ください。
些細なことでも構いませんので気軽にご来院ください。
また、当院ではお忙しい方でも診察できるように24時間web予約を受け付けておりますので、こちらもご活用くだいさいませ。